1971年オハイオ州在住の医師加治安彦は遺留品の返還を依頼され、それを日本に送りました。それ 以来、加治は私財を投じて遺留品の収集をし、日本にそれらを返還してまいりました。
2004年、加治は高校時代の友人西羽潔が「戦争を語り継ごう」というブログで先の大戦が風化しな い努力をしていることを知り、二人で協力して遺留品返還活動をすることにしました。西羽がウェ ブサイトを構築し、日米合同の返還活動が始まりました。
2009年、NHK制作「クローズアップ現代 さまよう 兵士たちの“日の丸”」に加治が出演しました 。
2010年、西羽の急逝後、長女の森岡めぐみが元アメリカ空軍士官のジョージ・スミスの協力のもと ウェッブサイトを再開し、加治と共に遺留品返還活動を続けました。日米でボランティアが増え、 活動の幅も拡がりました。
2020年、加治の始めた活動50周年を目前にして、ジャガード千津子の提唱でキセキ遺留品返還プロ ジェクトをイリノイ州で米国NPO法人として登録しました。
旧日本軍人の遺留品をお持ちで、それを日本のご家族に返還希望されましたら、遺留品の情報及び 写真をお送りください。持主特定調査そして返還手続きに協力致します。依頼者にコストは一切か かりません。また、連合軍の遺留品返還のお手伝いもさせていただきます。
日米両国のスタッフが一丸となってより多くの旧日本軍人の遺留品が日本に戻るよう、日々努力を しています。
遺留品についての情報・お問い合わせは、下記アドレスへお願いします。
senso-ihin@outlook.jp
2018年 - 加治とジャガードがNHK終戦記念番組「届かなかった手紙」の情報提供者として参加する 葉書10枚、写真15枚を返還
2019年 - 返還が難しい遺留品を寄贈する活動を促進する 写真帳1冊、写真10枚を返還 日章旗1枚を寄贈
2020年 - 日章旗1枚を返還 写真2枚、慰問文2枚、軍隊手帳1冊を寄贈
2021年 - 日章旗1枚、兵軍帽1個、巻脚絆1個、写真4枚、手帳1冊を返還 写真帳1冊、葉書1枚を寄贈
2022年 - 西日本新聞と遺留品調査で連携する 文箱1個、手紙1枚、写真11枚、位牌1個、出張日誌1冊、住所録1冊を返還 写真帳1冊を寄贈
2023年 – ジャガードの活動が NHKワールド で紹介される 写真3枚、日章旗2枚、書簡セットを返還 写真124枚、写真帳1冊、連合軍作成の資料を各種資料館に寄贈
キセキはこれまで500余点の遺留品を返還(及び寄贈)してまいりました。これからもより多くの奇跡 をお届け出来るよう全力を尽します